【BGEE】ヨシモという男について(ヨシモ深堀り記事)/BG2 SoA

ここ最近Xでもサイトでもずっとヨシモの話していて本当に申し訳ない…。
嚙めば噛むほど味がする男で、抜け出せなくなっています。

そんな感じでザブザブとヨシモ沼の深場を泳いでいるうち、あのイマイチ掴み切れない男の輪郭がもうちょっとだけはっきりしてきたので、自分のために記しておきます。
この男の美味しさを語り合える相手がいなくて、文字に起こさないと本当に気が狂いそうなんです…。

この記事は「本編ネタバレ」「公式設定」「公式に入れられなかったらしい?設定」「ファンメイドMODで採用されている設定」「Redditやネット上の反応」「私から見えるヨシモの良さ」「私が考えた事・妄想」などが含まれます。

なるべくそれらを区別し整理しながら書くつもりですが、伝わりにくいところがあったらごめんなさい。
書いている内容で間違っているところがあれば、思想と感想以外は訂正するのでお知らせください。

この記事は思いついたことがあれば随時加筆する予定です。

更新履歴

  • 2026.02.07 記事公開
  • 2026.02.09 ギアスについての記述の修正、その他全体の加筆
  • 2026.03.07 訳文の修正と追加
  • 2026.04.15 TIPSの追加と細かい描写の修正

ヨシモの基本情報

まず「ヨシモってどんな男だっけ?」というのを整理します。
▶をクリックすると詳細部分が開閉します。

基本情報

BG2(SoA)/BG2EEに登場するヒューマンの男性です。
イレニカスのダンジョン2階で遭遇します。

アライメント

トゥルーニュートラル(TN)
真なる中立というやつです。

ステータス

【Str】17【Dex】18【Con】16【Int】13【Wis】10【Cha】14
トータル88

こうやってみると普通にステータス優秀ですよね。
ファイターとのデュアルクラス運用も視野に入るレベル。

職業

シーフキットの「バウンティハンター(賞金稼ぎ)」です。罠を仕掛けるのが得意な職業。代わりにシーフ技能に若干のペナルティがあります。

ちなみに初対面の時になぜか彼は「ウォリアー(a warrior with no evil intentions)」を自称します。ファイター適正ありますし、嘘じゃないっちゃ嘘じゃないが。後ろ暗い本当の職業を隠そうという意志は感じます。物は言い様。
更に余談ですが海外で「侍」は”warrior “らしいので、侍のフリをしようとしたor元侍だった可能性はある。

ルーツ/出身

私が覚えていて公式で明確に分かる情報は「カラ・トゥア出身」「《ヨシモのカタナ+1》を持っている」ことでしょうか。

「ヨシモ」という名前、「カタナ」を持っている、日本語を話す(「Yokatta」や「Sou desu ne?」等)ことから、恐らくカラ・トゥア(フェイルーンの東の大陸、地球でアジアに相当する地域)の「ワ」か「コザクラ」(いずれも日本をイメージした地域)出身だと思われます。彼の特徴的な話し方や掛け声「カイィ!」含めて、ステレオタイプなオリエンタルキャラをイメージしているのだと思う。多分。

背景

When asked about his past, YOSHIMO seems disheartened that you are not already acquainted with his reputation. By his own account, he is apparently well known among people in the know, both as a daring rogue and as a dashing man about town. While the story sounds impressive, he seems ungainly for such exploits, possibly a bit more hapless than debonair. He wears it well, however, and perhaps even capitalizes on it. He seems to know that his kind of good-natured humor is well appreciated by most everyone he meets.

過去について尋ねられると、ヨシモは、あなたが彼の評判をまだ知らないことに落胆しているようだ。彼自身が語る話によると、彼は知る人ぞ知る、大胆な悪党としても、颯爽とした街の男としても知られているらしい。物語は壮観だが、そのような功績にしては不格好で、優雅というよりはむしろ哀れな方だろう。しかし、彼はそれをうまく受け止め、むしろそれを利用しているのかもしれない。彼は、その温厚なユーモアが出会うほとんどすべての人に好まれていることを知っているようだ。

参照:https://baldursgate.fandom.com/wiki/Yoshimo

ヨシモの性格/キャラクターとしての魅力

怪しいけど、どこか憎めない男

ヨシモは口先一つで上手に世渡りする、胡散臭いけど憎めない男です。

渋い声で軽口とユーモアを繰り出し、のらりくらりと自分の正体を隠す食えない奴。
20歳でキャンドルキープを出た主人公よりも年上そうなので、経験と実績ある兄貴分の相棒みたいなキャラクターですね。

調子よく「自分は裏社会ではちょっとした有名人物」と語る明らかに怪しい一面もあれば、各地で色んなNPC相手に顔が通ったり有益な助言をくれたりする、実力的には疑いのないプロの賞金稼ぎでもあります。

彼のゲーム内の背景説明はこのように書かれています。

When asked about his past, YOSHIMO seems disheartened that you are not already acquainted with his reputation. By his own account, he is apparently well known among people in the know, both as a daring rogue and as a dashing man about town. While the story sounds impressive, he seems ungainly for such exploits, possibly a bit more hapless than debonair. He wears it well, however, and perhaps even capitalizes on it. He seems to know that his kind of good-natured humor is well appreciated by most everyone he meets.

過去について尋ねられると、ヨシモは、あなたが彼の評判をまだ知らないことに落胆しているようだ。彼自身が語る話によると、彼は知る人ぞ知る、大胆な悪党としても、颯爽とした街の男としても知られているらしい。物語は壮観だが、そのような功績にしては不格好で、優雅というよりはむしろ哀れな方だろう。しかし、彼はそれをうまく受け止め、むしろそれを利用しているのかもしれない。彼は、その温厚なユーモアが出会うほとんどすべての人に好まれていることを知っているようだ。

このように、彼は自身の「胡散臭さ」や「間抜けっぽさ」すら上手く利用してお調子者ポジションに収まるような世渡り上手です。

ちなみに、有志日本語翻訳版だと、「~ネ」「~ヨ」というカタコト口調になっており、胡散臭さとコミカルさがより強調されています。

軽口から滲む知的な一面

有志日本語版はちょっと特殊な味付けなのでまた違う印象なのですが、英語原文での彼の軽口や発言は「ただのくだらないこと」や「胡散臭さ」というより、言葉遊びや皮肉を交えた知的な遊びを感じます。
(有志日本語翻訳版と原語版のニュアンスの違いについてはこちらの記事で例文を交えて解説しているので、お読みいただくと多少参考になるかもしれません)

例えば彼はアクション時にこんな台詞を発することがあります。

I can dance on the head of a pin as well.
針の先でも踊ってみせましょう。

この台詞は、「針の上で天使は何人踊れるか」という神学論争の背景を踏まえた言葉です。
すっごく簡単に説明してしまうと「追及の価値が無い(≒実益に乏しくバカバカしい)議題の例」として揶揄で用いられます。

ヨシモの立場で言う場合、この台詞は「彼自身の器用さ(針の上でも踊れちゃいますよ!みたいな)のアピール」と同時に「主人公の指示へ従うことへの遠回しな揶揄」も含んでいます。
「ハイハイ、あなたが言うなら針の先でも踊ってみせましょうね」みたいな。

神学については、ケルドーンとのバンターで「ちょっと神学をかじった」ようなことも言っています。賞金稼ぎにしてはなんだか意外な一面。

また、ヘクサートという吸血鬼のコンパニオンが「(自分は見られない太陽について)どんな様子か教えて」と要求すると、彼はこんな風に答えます。

She gathers her skirts around her, red and orange and gold, as she glides proudly over the horizon. Clouds scud past, bowing in respect, reflecting her glory back to the world. She is beautiful today—

彼女は赤、オレンジ、金のスカートをたなびかせ、地平線を誇らしげに渡りゆく。駆け抜ける雲は敬意を表しお辞儀をし、彼女の栄光を世界に照らし返している。今日の彼女は美しくーー

太陽を女性に見立てて説明するのですね。しかも結構詩的な表現です。

ヘクサートはその美しい表現を聞き、結局「Stop. I’ve changed my mind.(やめてちょうだい。気が変わったわ)」と切り上げ、ヨシモは「Very well(承知しました)」と大人しく引き下がります。

わざわざ詩的な表現で聞かせたヨシモの真意は分かりませんが(見られない相手にわざと美しく表現するちょっとした意地悪なのか、単に彼自身がロマンチストな面を持っているのか、いつもの「粋な男ですよ」アピールなのか、ヨシモのことなので全部な気もする)

いずれにせよ、ヨシモは「ただくだらないことを言う」「即物的なジョークを言って楽しませる」というよりは、ちょっと気障っぽい言葉選びをし、知的な言葉遊びを嗜んでいる感じがします。

裏社会でただ盗賊(賞金稼ぎ)として生きていたにしては、なんか妙なセンスと知識です。これも彼の胡散臭さに拍車をかけています。
だって発音はカラトゥア訛り(ゲーム内音声は日本語訛りっぽい発音をしています)なのに、言葉は並の現地人より巧みで表現豊かなんですもん。

上手に世を渡る上で身に着けた知識の集大成なんでしょうかね。意外と育ちは良い(ちゃんと教育を受けていた)可能性もあります。でもそう思わせること自体がヨシモの策にハマっているような気さえする。

ちなみに、他のコンパニオンとのバンタ―でも皮肉の応酬を楽しんだり、女性相手にはちょっと気障さが増していたりして面白いので、バンターもぜひどうぞ。

【BG2EE】ヨシモバンター集(自己流日本語訳)
https://note.com/na2co372rium/n/n1c5407d6f028?sub_rt=share_sb

ヨシモが関わるイベント(本編ネタバレ要注意)

そんなお調子者で、ウィットに富んだ愛すべき兄貴分のヨシモですが、本編某章で、彼に関する衝撃的な展開があります。

※ここから先はネタバレを含むのでご注意ください。プレイ予定のある方は出来れば見て欲しくないのですが、散々ヨシモについて私がわめいているので「もう知っちゃってんだわ!」という方はこのままどうぞ。

そこで明かされるのが、
・彼は本作のラスボス、イレニカスの手先であったこと
・ここに連れてくるまでの間にヨシモによって眠り薬を盛られていたこと
・彼はイレニカスのギアス(強制魔法)に縛られており、イレニカスの命令に背くと苦しんで死ぬため、主人公を裏切らざるを得ない状況であったこと
となります。

ギアスというのは簡単に説明すると、命令に従わせるためにあるような魔法で、命令を強制することが可能です。
ギアスを結んだ状態で命令から逸脱すると、筋力ポイントを失うというシステム的にも恐ろしい魔法。

しかもイレニカスはかなり力のあるメイジ(魔法使い)なので、そう簡単に解除できるはずがありません。
客観的に見ると、イレニカスという冷酷無比な男とギアスを結んだ時点で割と詰みだと思います。

Geas (Wizard Spell)

geas spell places a magical command upon a creature (usually human or humanoid) to carry out some service, or to refrain from some action or course of activity, as desired by the spellcaster. The creature must be intelligent, conscious, under its own volition, and able to understand the caster. While a geas cannot compel a creature to kill itself or perform acts that are likely to result in certain death, it can cause almost any other course of action. The geased creature must follow the given instructions until the geas is completed. Failure to do so will cause the creature to grow sick and die within 1d4 weeks. Deviation from or twisting of the instructions causes a corresponding loss of Strength points until the deviation ceases.

ギアスは、クリーチャー(通常は人間またはヒューマノイド)に対し、術者の指示に従って、何らかの奉仕を行うか、あるいは何らかの行動や活動を控えるよう魔法の命令を下します。クリーチャーは知性と意識を持ち、自発的に行動し、術者の言葉を理解できなければなりません。ギアスはクリーチャーに自殺を強制したり、確実に死に至るような行為をさせたりすることはできませんが、それ以外のほぼあらゆる行動を強制することは可能です。ギアスを受けたクリーチャーは、ギアスが完了するまで指示に従わなければなりません。従わなかった場合、クリーチャーは1d4週間以内に病気になり、死亡します。指示から逸脱したり、歪曲したりすると、逸脱がなくなるまで、対応する筋力ポイントが失われます。

Advanced Dungeons & Dragons 2nd Edition Wiki
https://adnd2e.fandom.com/wiki/Geas_(Wizard_Spell)

事の顛末として、結局主人公はその場面でヨシモと戦わざるを得なく、彼を倒すことになります。
ついさっきまで隣にいてくれた頼れる仲間を殺さなければならない、という主人公視点で見てもなかなかヘビーな展開。これも忌まわしきベハルの子について回る残酷な運命の一つなのか…。

ヨシモを倒すと心臓をドロップします。その心臓をヨシモが望んでいたイルメイターの寺院に届けると、彼に安息をもたらし経験値を得ることが出来ます。

…という、展開としてはいわゆる「信頼していた仲間が裏切り者」だったと分かる重めのイベントで、本作屈指のショッキングな展開でもあります。

裏切られたあと、プレイヤーは一度は考えてしまうでしょう。
ヨシモを助けられないのかと。
なんと!!!!!! 生存ルートありません(グリッチやMODを使えば保持は可能ですが)

こうも思うでしょう。普段の軽口も、親しみやすい性格も、沢山の場面で旅を助けてくれたのも、全部主人公を騙すためのロールプレイの一環だったのかと。

遊んだ方によって、もちろんその答えは千差万別だと思います。
ですが私はヨシモが「本当は裏切りたくなかった」ことを裏付けるいくつかの根拠を示すことが出来ます。

1.イレニカスへの進言

実はヨシモは、主人イレニカスの元に主人公を連れて行くときに「傷付けずに眠らせる」という方法を進言していたそうなのです。
その計画はヨシモが提案した、とイレニカス自身も口にします。

ヨシモは「殺そうと思えばその機会は何度もあった」とも言います。イレニカスは冷酷無比で、人の命をなんとも思っていないような輩です。
実際食事に眠り薬を盛られているので、それが毒であったなら主人公を殺して連れて行くことも出来たと思います。

スペルホールドに辿り着くまで少なくとも生きていられるように計らってくれた、というのは一つの大きな根拠です。

2.イレニカスとのやり取り

イレニカスがベハルの神性を取り出す際に、ヨシモは抗議の声を上げます。「殺さない計画だったはずだ」「話が違う」と。
イレニカスは無視して神性を抽出するわけですが、ヨシモにとって話が違うということは、少なくとも「殺さずに済む」「死ぬような目には遭わない」というのがヨシモの中の計画だったわけです。

まぁ、相手がイレニカスなのでそんな口約束をしたところで…という甘さはありますが、ギアスで縛られている身で最大限庇ってくれていたわけです。

3.ヨシモの発言

他にも、スペルホールドでヨシモとする会話のうち、選択肢によってはこのような台詞を聞くことが出来ます。

I would not deliver a friend to a devil for mere coin! I had… no choice! Death would be my payment if I failed, no matter where I went or what I did!

金なんかのために友を売り渡すものか!私には…選択肢なんてないんだ!どこへ行こうと何をしようと、失敗すれば代償は死なんだ!

「金」にがめつそうで、実際ブリンローの船の上でも船員相手にカードで金を巻き上げていたような男が「金なんかのために」と言うのです。

この台詞一つで「なーんだ、ヨシモが金好きなのはただのフリだったかー」とはなりませんが(実際コインは大好きだろうと思います)

この言葉が本心なら、彼は主人公を「friend(友だち)」と思ってくれていたということですし、出来ることなら裏切りもしたくなかったのです。
イレニカスに仕え始めたきっかけはもしかしたら金だったかもしれません。恐らく主人公と出会った時点では既にイレニカスの命令を帯びていたと思います。でも旅の中で「殺したくない」という気持ちが芽生えてしまった、ということになります。

大好きな金と比較して「友人を売り渡すものか」と語っているので、彼にとって「金のために裏切った」と主人公に思われてしまうのは、相当不本意なことであるようです。

4.ヨシモの信仰

「でもバクスタと罠が得意な卑劣な盗賊だし、それだけじゃ本心かどうかなんて分からないだろう」と思いましたか? いえいえ、根拠はまだあります。

彼が主人公と対峙する時に言う、本当に彼にとって最期の言葉。

No redemptions, no second chances! Let us get this over with! I stride into the hell that Irenicus promised! Ilmater take my heart, I have no choice!

救済もなければ、やり直しもできない!これで終わりにしよう!私はイレニカスが約束した地獄に足を踏み入れる!イルメイターよ私の心を受け取りたまえ、私はこうするしかないんだ!

彼が口にする「イルメイター」という神は忍耐と苦悩の神です。

イルメイター(Ilmater)(忍耐の神)
呼び名:“呻く神”、“拷問されし王”、“耐え忍ぶもの”
領域:生命、$黄昏
シンボル:赤い紐で縛られた手首

イルメイターは受難と苦しみ、忍耐を司ります。情け深さと辛抱強さで名高く、苦しむ人々の重荷を分かち、救いの手を差し伸べます。彼はトウムやティアと共に秩序にして善の神の同盟トライアド(The Triad)を組んでいます。
 彼は抑圧されたものや不当な扱いを受けるものの神です。イルメイター信徒は傷病者や飢えたものの世話をします。寺院への供物はこの世の苦しみを減らすために使われます。信徒は援助の手を差し伸べる一方で、他者を苦しめるものを止めるために暴力も辞しません。

ダンジョン倉庫/フォーゴトン・レルムの神
https://wikiwiki.jp/dndwh0/DD5_FR_deity

レルムの世界には様々な領域を司る神が何柱もいます。
盗賊向きの神だってもちろんいます。パッと思い浮かぶのは、盗賊の神マスク、嘘や欺きの神シアリック、幸運の女神タイモーラなどでしょうか。

でもヨシモが祈ったのは「苦難の神イルメイター」なのです。
このイルメイターはアライメントが「秩序にして善」の神です。

信徒というほど敬虔に信仰していたかは分かりませんが、最後の最後で祈った先が「自分の生存や勝利」を約束してくれそうな神ではなく、「苦難や忍耐」を司る神だったというのは、彼の人間性を大いに裏付けていると思います。
裏切りを心苦しいと感じていたということです。

恐らくこの場面でヨシモは主人公に負けるのを覚悟していたと思います。
共に旅をして仲間たちの実力は充分把握しているでしょうし、勝つ前提というよりは本当に状況的に「そうしなければならない」場面なので。

ただ、イレニカスのギアスに背いて苦しんで死ぬよりは、主人公の手で眠る方がヨシモにとって遥かに救いがあるものだったと思います。少なくとも、ヨシモは友達を殺さなくて済んだわけで(その業を主人公に背負わせているという見方も出来なくはないが)

ちなみに、調べてみたところ、一般的な祈りの言葉として”take my (任意の言葉)”という表現があるようです。
“take my hand”や”take my soul”のような形で神様に「私を導いてください」と祈る時に使う表現です。

この時ヨシモが口にしたのは”take my heart”。心です。
ヨシモがただの冷酷な裏切者だったなら、これほどまで心を痛めることはなかったでしょう。最後まで迷い、苦しんでいたからこそ、イルメイターへの祈りの時に自分の心を救ってくれるよう祈ったわけです。

ちなみに有志日本語版だとこの”take my heart”は「私の心を奪ってくれ」と訳されており、私はこの訳が大変好きです。

5.ブリンローでのヨシモ

スペルホールドに至る直前の拠点でブリンローという港町があります。
ここでヨシモを連れていると発生するいくつかのイベントがあります。

まず1つが、パース・ザ・アデプトというメイジとのイベント。
このメイジは恐らくイレニカスの影響を受けていて、主人公が名乗るや否や力を試すために痛めつけようとしてきます。
物語冒頭でイレニカスが主人公たちを拷問していた時を思い出してしまいますね。

そこでヨシモはこのように発言します。

No one will be testing anyone’s limits while Yoshimo is involved. Do you hear, fool? Yoshimo!

ヨシモが関わっている限り、誰にも限界を試させはしない。聞こえたか?愚か者。ヨシモだぞ。

これは「”ヨシモ”という名前が通用する(彼が普段語るホラ混じりの武勇伝としてではなく、イレニカスとの関係によって)」という前提で、主人公を庇っているシーンです。

少しややこしいですが、つまり「イレニカスの影響を受けているメイジ→イレニカスの手先であるヨシモの名前を出せばそうしなくて済むだろう」という読みでヨシモはあえて「私はヨシモだぞ」と強調しているわけです。

プレイヤーと主人公はこの時点でまだイレニカスとヨシモのつながりを知らないので「ヨシモって本当にそんなに有名人だったんだ」と思わせてカモフラージュできます。それを隠れ蓑に、ヨシモはこの手を取っているというわけです。

結果的にここではメイジの「実験」に巻き込まれてしまう訳ですが、もしヨシモの重い通りに事が運んでいたら「戦わずに済む=傷つかずに済む」はずでした。
つまり、ヨシモ的には「なるべくなら主人公に傷付いて欲しくない」気持ちでリスクを負いながらも名前を出していた可能性があります。

他に、ブリンローのデシャリクという海賊の長との交渉の際にもヨシモはこの手を使います。

状況的には、スペルホールド(精神病棟のような監獄)に入るため、デシャリクに「精神異常者」と認識してもらう必要があり、主人公が狂人を演じなければならない…(ミンスクを出すことも出来るけど…)という場面です。
そこでヨシモは

Desharik! Hold a moment! Certainly you would have cause to allow me to go to the asylum. I am, after all, the famous Yoshimo. Yoshimo.

デシャリク! 少し時間をくれ。私を精神病棟に行かせるだけの理由は確かにあるはずだ。私は、何しろ私はあの有名なヨシモだ。ヨシモだぞ?

と名前を出します。
ここではちゃんと名前が通り、結果的に主人公は狂人のふりをしなくて済む展開に。

これら二つのイベントで分かるのは、ヨシモは「主人公の名誉と肉体」を守ろうとしてくれたということです。
ヨシモの立場的には、死のうが傷つこうがイレニカスの元へ連れて行けば、ギアスに背かずに済み死ぬことはありません。
本来なら「ここに以前に来たことがある?」と思わせてしまうリスクを負ってまで名前を出す必要もありません。

なので個人的には、ヨシモにとって主人公は、多少の危ない橋を渡ったとしても「名誉と肉体を守ってやりたい」存在だったのではないかと考えています。

(ただ、意地悪な見方も出来なくはないです。食事に薬を盛ったということはそれが効く時間を考えるとスペルホールドに行くのを急がなければならなかったかもしれませんし、彼のイレニカスへの進言が真実であれば「生きたまま連れて行く」と約束した可能性もあるので)


そんな感じで長々と根拠を挙げた上で、個人的には「ヨシモは出来ることなら裏切りたくなかった」「裏切らずに済む方法があるならそうしていた」と考えるのが妥当かなと思います。

胡散臭いお調子者の賞金稼ぎに見せかけて、実はヨシモは主人公たちの知らないところで「(自分が)苦しんで死にたくない」と「(主人公を)殺したくない、裏切りたくない」の間でずっと揺れていたのでしょう。

彼を同情なく「裏切り者」と評価する人がいることも知っています。
でも私には、本当に最後の最後、ギリギリの瞬間まで、自分の出来る範囲でギアスに抗い、一人で絶望を抱えていた哀れな男に思えるのです。

ヨシモの美味しいポイント

ここからは私が感じたヨシモの美味しい楽しみ方です。
やっと書ける。整合確認のせいでこの項を書くまでに数時間かかった。

SoAをヨシモの視点で見てみよう!

さて、ここで問題です!ヨシモはこの旅の間中、ずっとどんなことを考えていたでしょうか?
答えですか?分かりません。分からないけれど、想像することは出来ます。

  • 主人公たちを見ている時

    よほど悪人RPにこだわっているのでなければ、人の好い面々でしょう。そんな彼らをイレニカスの元に連れて行くのがヨシモの仕事。

    みなが何も知らず笑い、闘い、時に恋愛を楽しみながら、より良い未来に向けて動くのを横目に「自分はこの面々をイレニカスの元に連れて行くのだ」と認識しながら着々と準備を進める。
    この時ヨシモは、どんな気持ちだったでしょうね。

  • イレニカスから恐らく多少は計画を知らされながら、なんとか最悪の事態を避けようと進言する時

    先ほども触れましたが、「傷付けず眠らせる」という方法は彼が進言したとイレニカスが語っています。
    「命だけは助かるように…」あるいは「主人公ならきっと好機を見つけてくれるはず」と思いながら、得意の口先でなんとかイレニカスを誘導しようとする健気なヨシモ。
    この時ヨシモは、どんな気持ちだったでしょうね。

  • 食事に眠り薬を盛る算段を実行に移す時

    イレニカスに「ハーブの達人でもあり人を欺く達人でもある」と言われたヨシモ。食事に混ぜるための眠り薬を用意し、それを密かに混ぜ、無事に食べ終わるのを見届ける。
    彼は罠を得意とするバウンティハンター。実際ハーブの扱いにも長けていたと思います。そんな彼が「命を奪ってしまう毒」ではなく「眠り薬」を選んだのです。
    この時ヨシモは、どんな気持ちだったでしょうね。

  • イルメイターに祈る時

    一行が何も知らない間、彼はきっと何度もイルメイターに祈ったことでしょう。生きていたい。苦しんで死にたくない。でも彼らを殺したくもない…。
    そんな答えの出ない苦悩の板挟みになりながら、しかし秘密を打ち明けられる相手はいない。誰にも明かせない苦悩と孤独を慰めるため、イルメイターに祈ったのではないでしょうか。
    この時ヨシモは、どんな気持ちだったでしょうね。

という具合に、ヨシモ視点で振り返ってみるとSoA全編の味わいが変わってきます。

ヨシモの死後のパーティーの雰囲気を想像しても白米何杯かいけますね。
いくら冒険に慣れた主人公とて、共に旅した仲間を手に掛けるのは心が痛んだはず。いつも軽口でみんなを楽しませていたヨシモが、自らの手に落ち、物言わぬ心臓としてバックパックに収まっているのはなかなかの地獄です。
大なり小なり、主人公の心の傷になったと思います。

いやー、ヨシモ…美味しすぎる!(闇のオタク)

悲しき道化としてのヨシモ

彼のレアな台詞の中にこんなものがあります。

Haiii-ya! Heh, the tourists love that stuff.
ハイ、ヤー!フッ、観光客はこういうのが好きですな。

Whatever you need, I do it well.
あなたに必要なことは全て、(私が)上手くやってみせましょう。

これだけで彼の正体が見抜けるわけではないですが、顛末を知った上で見ると興味深い台詞だと思います。

1つ目の台詞「Heh, the tourists love that stuff.」からは、彼のわざとらしい「異国っぽさ」が誇張したものであること、それを彼自身が自覚していることが分かります。
「Yokatta.」「Sou desu ne?」「Hai-ya.」などの口癖は、彼なりの演出だったのですね。

2つ目の台詞「Whatever you need, I do it well.」は、いくつかの解釈が出来ます。
まず、ヨシモがイレニカスの役に立つには「主人公と共にいて、頼られるポジションでなければいけない」ですよね。なので、「自分はお役に立てる人間ですよ」という主人公向けのアピールをしています。
(他にも「Have you need of my services(私の力が必要でしょ?)」みたいな台詞もある)

そして「主人公に迫るイレニカスの計画」を知っているヨシモの視点から考えた時、少なからず「守りたい」「あなたが知らないところで上手く取り計らっておく」という情の表明のようにも見えるのです。
実際ヨシモはスペルホールドにつくまではギアスのことを打ち明けてくれなかったので、一人で抱えて一人で裏で奔走していましたしね。水臭いやつだな本当に。

みんなの前で見せる「コミカルな道化」と「イレニカスの計画から出来るだけ主人公への危険を減らそうと奔走する」裏の顔。
なんと悲しき道化でしょうか。

ヨシモTIPS

ヨシモには顔馴染みのNPCが何人かいるよ

例えばコパーコロネットにいるヤリンという盗賊はヨシモと顔馴染みで双方に認識しています。ヨシモの口調からするとかなり親しげ。ヤリン「いつまでもこの仕事はできんぞ」ヨシモ「いや俺は長生きしますヨ」という感じ。(この時既にギアスかかってるのは確定なので後から知ると切ないやつ)

他には、ブリッジ地区ファイブ・フラゴン亭のアーシアスもそうですね。「ヨシモか!?お前生きてたの!?」「俺が?死んだ?その情報間違ってますね」みたいなやり取りが発生します。
あとは盗賊ギルドの連中の中にも顔見知りかのような台詞のあるNPCがいます。ヨシモ自身が語る「洗練された男」として名前が通っていたかはさておき、アスカトラでは彼を知る人がそれなりにいるようです。

ヨシモと会話が発生するNPCが何人かいるよ

例えばスラム地区スフィア前のウェイレーンとか、コパーコロネットのお姉さんとか、ワキーンズプロムナード地区の左下の商人などに話しかけた時、ヨシモが答えるパターンの台詞あります。(宿屋の人に話しかけるとジャヘイラが口説かれたりするのと同じ種類のやつですね)
まだ私も全部把握しきれていないのですが、確率で発生するっぽいです。なのでそこら辺のNPCに話しかけると、ヨシモの面白い反応が聞けたりします。

タモコと兄弟説がある?

これは正確には公式じゃないのですが…準公式とでも言えばいいのか、説明が難しいな…。
BG2にはリリース前にカットされたコンテンツがあります。
『Unfinished Business』と呼ばれていて、その一部はMODで復元可能です。

その中で、サレヴォクとタモコ(BG1で出てくるサレヴォクの愛人兼部下)の関係、タモコとヨシモの関係が明かされるらしく、タモコとヨシモは兄弟なのだそう。
で、サレヴォクがタモコだけではなくヨシモの死の責任も間接的に自分にある、と後悔する内容らしく…。

つまりヨシモは兄弟のタモコを追ってカラトゥアから来たような感じみたいです。確かに名前の日本語的な奇妙な語感は確かに似ているか…?

なのでリリース前にカットされたものを「公式」と考えるか、そうでないかというところで準公式設定みたい扱う人もいます。

ただ、カットされたコンテンツを公式とするなら、そもそもヨシモにはアビス突入時の台詞も用意されているらしい(これはEEで削除されていなければまだ見られる可能性あります)=生存ルートがあった可能性すらある、ということなので、所詮「リリース時に消えた設定」ではあります。

私の中では「そんな説もあるのね~」くらいの取り扱いとしています。
ちなみにこのMODで「ヨシモの日記」を入手できるらしいです。彼の苦悩が分かるのだそうです。

BG3のゲーム内にヨシモの二次創作がある!

これはラリアンくんのファンサが神案件なのですが、なんとBG3には『Yoshimo is willing(ヨシモは乗り気)』というヨシモの本があります!

ACT3シャレスの抱擁のエルミンスターの部屋か、そこにない時は下層地域の本屋さんで売ってます。

ヨシモをクリックしたときのアクションコマンド台詞の一つ「Yoshimo is willing(ヨシモは喜んで)」がそのままタイトルになっています。

[修正主義者の扇情的な短編小説、宣伝文句付き]
この歴史改変セックスアドベンチャーでは、あのヨシモがベハルの子を裏切らない。それどころか、ほぼ何でもベハルの子の言うとおり、それも進んで行う

「乗り気」をそっちの意味に改変されたセックスアドベンチャーだそうです。セックスアドベンチャーってなんだよ。超気になる内容すぎる。

みんなが見たい話だし、ないなら書くしかないですね。
裏切らないヨシモの世界線、きっとみんなが求めてるんだろうなぁと思います。

個人的なヨシモ解釈

この項は完全な妄想と幻覚であることをあらかじめ断っておきます。

彼について日々色々な事を考え続けているのですが、こういう面があったんじゃないかな?という可能性について書いてみます。

  • 主人公への特別な情
    ヨシモにとって主人公は「自分が罠にかける相手」でもあり「守りたいと思う相手」でもありました。
    ヨシモはイレニカスの強大な力・抗えなさを知っています。となると、主人に目をつけられている主人公に対しては「共感」「同じ(イレニカスから逃れられない)立場」という視点を持っていたのではないかと。

    「可哀そうに」「してやれるものなら、なんとかしてやりたい」「でも命令に背いたら死ぬ」
    そんな中、出来る範囲でヨシモは抗ってくれたのだから…「主人公のこと絶対好きじゃん」!(飛躍)

    「眠り薬を使う」という行動は、彼が最期に出来た主人公への最大の愛情表現に思えてなりません。あ、急に発狂しだして怖いですか?すみませんここまで狂気を最小限に抑えていたもので…。(狂気をひっこめる)
    少なくとも敬意の証だと思っていますよ。「(主人公に)生きていて欲しい」という願いです。

    その複雑な機微や心理については別記事でも妄想しているのでよかったらこちらもご覧ください。
    【BGEE】ヨシモという男の内面を眺めたい

  • 日本語の口調・一人称など
    有志日本語版には大変お世話になりつつ、原語台詞を全て見た上での評価として、キャラクターの持つステレオタイプ外の繊細なニュアンス(原語ヨシモの少し恭しく紳士ぶった空気感や小粋さ、知的な言葉遊び)は抜けてしまっている印象です。

    もちろん、あの明るくコミカルなキャラ付けもそれはそれで好きなのですが。有志日本語版ヨシモは愛嬌があって、原語版はもう少し妖しい魅力がある。

    ならば作っちまおう、我が家のヨシモ!ということで、弊ヨシモは私家翻訳版ヨシモを採用しています。

    弊ヨシモのキャラクター&口調解釈については詳しくはこちらにまとめています。
    【BGEE】ヨシモの口調について(日本語)

  • 冗談や皮肉を言わないとやってられなかったのでは
    彼の魅力の一つである知的なジョークや軽口。いくらなんでも全てが演技ではなかったと思うので、本当にジョーク好きな面はあると思ってる。

    でもそれと同時に、イレニカスと主人公の間で板挟みになり、自分の命もかかっているとなると…皮肉の一つや二つ言わないとやってられなかったんじゃないかな~とも思っています。
    ヴィコニアとのバンターで、ヴィコニアもそう指摘していますし(「I see. There are matters so solemn that only levity cures their sting.(なるほど。この世には、あまりに深刻すぎて軽口でしかその痛みを癒せない時もあるってことね)」)

    陽気に振舞うことで現実から目を背けられるというか。
    実際ヨシモの置かれている状況って考えれば考える程可哀そうなんだよな…。

  • 享楽的な刺激に逃げていたかも
    「どう抗ったところで命を握られている」「主人イレニカスの命令一つでいつでも死ぬ可能性がある」人間が、堅実に生きるビジョンを持つとは考えにくい。
    …というもっともらしい理由を用意した上で、享楽に逃げていたヨシモがいたらいいですね。酒、女、賭け事、煙草や薬、なんでもいいです。

    元々賞金稼ぎ、裏社会には通じていました。なので破滅的な享楽でごまかしごまかし生きていたら…美味しいですよね。彼自身ハーブの達人なわけですし。

    あ、でも悪ぶってるだけで、実は彼の心が一番安らぐ友は「道化でいなくて済む、静寂な孤独」だった…という解釈も好きです。

ヨシモの好きなところ

この項目は思い付き次第増えます。

  • うるさくて和む
    旅の傍ら、割と高頻度で喋ってくれるところ好きです。この男、旅の間中ずっとペラペラと本当か嘘か分からん話をしてるんだろうな~って想像がはかどる。いや基本的に彼のアドバイスは有益なので、そんなに嘘つきだとは思ってませんが。でもたまにカスの嘘ついて主人公を揶揄ってそう。よく喋ってくれるキャラがいると物語的にも助かる。

  • 普通に有能
    戦わせても強いし、荷物持てるし、開錠もそれなりに出来るし、罠設置できるし…何やらせても割と有能ですよね。罠強すぎる。ただの賞金稼ぎのスペックではない。それでまた彼の過去が気になりますよね。賞金稼ぎをしていること、賞金稼ぎがシーフキットの一つであることを考えると、故郷では忍びか何かだったんですかね。ハーブにも長けていることですし。

  • ミステリアスさ
    嘘か本当か分からない。本心がどこにあるのか見えない。過去も分からない。イレニカスと契約した理由も分からない。秘密がある男。えっちですよね?そういうことです。
    この男の魅力的に振舞って主人公の精神を掌握していく(そして自分の思うとおりに事を運ぼうとする)感じ、ちょっとBG3のアスタリオンに似てると思うのは私だけですか?シーフってみんなこうなんですか?

  • 冷血になり切れない小悪党さ
    賞金稼ぎをしていた(誰かの命を差し出してきたということ)くせに、イレニカスに仕えているくせに、主人公を殺すのを躊躇ってしまう詰めの甘さ。だいぶ心に隙がありますよね。優しさなのか情なのか罪悪感なのか。いずれにせよその「捨てきれない人間らしさ」が好きです。
    「お前なら裏切るよね、うん」って奴が「本当は裏切りたくなくて見えないところでずっと抗っていた」のを知った時の衝撃たるや。

    これだけはずっと言い続けるつもりでいますが、ヨシモは「(自分が)苦しまずに生きたい」を「主人公に生きていて欲しい」が上回った瞬間があるんです。だから「眠り薬」を選んだんです…。

  • 本当の望みはシンプル
    あんなに道中「金に汚そう」な顔をしておいて、彼の本当の願いがただシンプルに「生きたい(苦しんで死にたくない)」だったの超ギャップで好きです。
    ちなみに彼の台詞には結構「自由」に焦がれていることが分かる台詞が多いです。バンターでも自由なのに陽気ではないエルダリスやコーガン辺りに妙に突っかかってます。
    金のために主人公を売りそうな男なのに(もしかしたらイレニカスと契約した初めはそれが理由だったかもしれませんが)、今一番欲しいのは「自由」なんですよ。切ない。

  • 危うく甘い堕落への引力
    ヨシモの弱点って「裏切りに手を染めながら、しかし同時に主人公を守ろうとする中途半端なことをし、でも結局主人公には最後まで打ち明けなかった」という、どっちつかずな行動を取る判断力(Wis)だと思うのですが。
    このタイプだと、何か物事の解決を望むとき、その場しのぎの選択をしてしまうのではないか?と。

    つまり、立ち向かう強さではなく、甘い堕落を。苦しいことを選ぶより、今この瞬間楽でいられる方を。恐怖を前に目を塞ぐことを選ぶのではないかと考えます。

    分かりやすい比較対象としてラサードを連れてきます。
    ラサードが恐怖や痛み、試練を前に「一緒に乗り越えましょう」と共に「強くなる」成長を選ぶとしたら。ヨシモはその逆で「現実から目を背けて、一緒にやり過ごしましょう」というスタンスだと思うんです。

    誰かがヨシモに泣きついたら、多分彼は「世の中どうにもなりませんな。でも、ヨシモはずっと隣にいますとも」って言うと思いませんか?(幻覚)
    そうやって精神を掌握してくるタイプの男だと思ってます。危ない男ですね。依存まっしぐら。そして「誰かに頼られる」というその甘やかな堕落に、自分自身のめり込んでいそうな男だよ、ヨシモは。

最後に

ヨシモ、めちゃくちゃ美味しい男なんです。
みなさんもBGEE(BG2/SoA)を遊んだら、ヨシモを入れて遊んでみてください。
そしてもしヨシモにハマったらぜひ英語版でも遊んでください!とても色気があるので!(当社比)
あと、ヨシモロマンスModもおすすめです。日本語版ないので遊びにくいかもですが、マジで良かったです。切なくてほろ苦い。

最後に、ささやかですが当サイトにもいくつかヨシモ夢を置いているので、ご趣味に合いそうでしたら召し上がれ。
【ヨシモ夢】Pleasant dreams, little bird.

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